昨年10月、児童文学作家の長谷川摂子さんが亡くなられました。
長谷川摂子さんの代表作で子どもたちが大好きだった絵本です。 表紙の男の子かんたが、神社の境内で歌を歌うと不思議な世界に迷い込んで 妖怪?たちと遊びまくる話です。 その歌がめちゃくちゃなんだけど、子どもたちには大ウケでした。 ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきらもっきら どおんどん リズミカルだから、私自身は今でもよく覚えているのですが 子どもたちに聞いたら一部忘れていました。 長谷川摂子さんは絵本論も書かれています。 初めて読んだとき、著者の細やかな感性に胸が高鳴り、ページをめくる手が震え、 読み終わるのが勿体なくて、一行一行を味わうように読みました。 どのくらい感動したかというと、読み終わるやいなやファンレターを出したほどです(笑) しばらくたって長谷川摂子さんから返信が届き、『こねこをだいたことある?』という 冊子が同封されていました。1985年の「かがくのとも」に発表された作品です 以前、図書館で借りて長女に読んでやったら、ぬいぐるみを抱いて毛布にくるまり、 「ごっこ遊び」をした印象深い絵本でした。 雪の降る音や土の匂いなど、感覚にうったえるこの作品は、のちにハードカバーの 本になって出版され、国語の教科書に採択されたこともあるのですが、 残念ながら今は絶版になっています。 長谷川摂子さんの、子どもに対する鋭い観察眼と洞察力、優しさあふれる眼差しが 大好きでした。 ご冥福をお祈りいたします。
by nekomama_kisaragi
| 2012-01-13 16:13
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